民泊代行の管理会社って何をしてくれるんだろう?
民泊運営をするにあたって、管理会社は必要なのだろうか?
管理会社に依頼するメリット・デメリットはあるの?
こんな疑問にお答えします。
この記事を読むと、
POINT
- 民泊運営の管理会社が、どんな業務を請け負ってくれるのかがわかります。
- 民泊運営にあたって、管理会社を利用しなければならないのかわかります。
- 管理会社に依頼するメリット・デメリットがわかります。
民泊運営に興味がある方は、代行を請け負ってくれる管理会社がどのようなものなのか気になるのではないでしょうか。また、管理会社を利用しなければならない基準があることをご存知ですか?
管理会社を利用したことによって生じるメリット・デメリットを把握し、かかる労力や費用を踏まえたうえで自身に合った選択をする必要があるでしょう。
そこで今回は、民泊代行の管理会社の業務内容や、依頼するうえでのメリット・デメリットを解説していきたいと思います。
目次
民泊代行の管理会社って何をしてくれるの?

民泊代行の管理会社は、本来運営者が行うべき業務を請け負ってくれる業者のことです。具体的な管理内容は、大きく分けると3つになります。
- 宿泊者等への対応に関する業務
- 清掃・衛星に関する業務
- 住宅・設備管理及び安全確保業務
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
宿泊者等への対応に関する業務

泊まりに来てくれたゲストに対して行うサービスのことです。宿泊業は接客が重要になってきますので、この対応をきちんと行ってくれる管理会社かどうかは見極める必要があります。
主な業務内容をまとめてみました。
- ゲストへの鍵の受け渡し
- 本人確認、宿泊者名簿の作成・管理
- 未チェックインの報告
- 騒音防止などについての説明
- 周辺住民からの苦情・問い合わせへの対応
- ゲストによる住宅への破壊などに対する措置
- 長期滞在者への対応
- ゲストからの鍵の返却確認
- チェックアウト後の状況確認
ゲスト同士のトラブルや、近隣住民からのクレームにつながらないように細かい配慮をしてくれるかどうかが大切になってきます。
清掃・衛生に関する業務

気持ちのよい接客と同じくらい重要なのが、施設が清潔に保たれているかどうかです。たとえ、けっこうな築年数の経過している古民家だったとしても清掃が行き届いているのがわかればゲストは喜んでくれるでしょう。
- 日常清掃業務
- ベッドのシーツ・カバーなどの洗濯
- 備品の補充管理
ゲストが出したゴミなどは、事業系廃棄物に該当します。一般の家庭ゴミのように思えても、適性に処理をしなければ廃棄物処理法違反になってしまいますので注意すべきポイントです。
住宅・設備管理及び安全確保業務

民泊に宿泊しに来てくれたゲストにとって、当然ですが施設やその土地のことは何もわかりません。火災や自然災害などの緊急時に被害を最小限に抑えるためにも、住宅の設備管理や安全確保業務を抜かりなく行ってくれる代行業者がおすすめです。業務内容の具体例は下記の通りです。
- 住宅・設備の維持管理
- 非常用証明の設置、災害発生時の避難に関する案内
- 災害時の通報連絡先の案内
- ゲストからの苦情の対応
- 官公庁への届出事務の代行
電気・ガス・水道などの設備に関する届出が必要な場合は、事務手続きも代行してくれます。
民泊運営をするにあたって、管理会社は必要?

民泊新法では、以下のケースに該当する場合、「住宅宿泊管理業者」へ管理業務を委託しなければならない義務があります。
- 居室数が6部屋以上
- 「家主不在型」に該当する
居室数が5室以下であっても、管理者が同じ施設や敷地内に不在の場合は管理業務を委託する義務が発生してきます。
ここで言う「不在」の基準ですが、生活必需品の購入などの一時的な外出でも原則1時間までとされています。外出先の店舗の位置や交通手段によっては、2時間以内だったら問題ないとされているようです。
管理会社に依頼するメリット・デメリットとは?

民泊代行の管理会社に業務を委託する場合、どうしてもメリットとデメリットが存在します。
両者を理解したうえで、自分がどう運営していきたいのかを明確にして判断していきましょう。
メリット

まず、メリットからご紹介していきます。
- 運用の手間がかからない
- 事業を拡大できる
- トラブル対応も代行できる
民泊は国内はもちろん、海外からもゲストが訪れます。そのため、コミュニケーションにおいては多言語対応が求められるなどのネックが生じてくるでしょう。そこで、管理会社を利用することでゲストと円滑にやりとりを行ってくれるのです。
複数物件で民泊運営を拡大したいと考えるオーナーは、管理会社を利用することが必須になります。あらゆるトラブルに迅速に対応していく必要があるため、民泊に特化した専門知識のある管理会社に任せた方がオーナーのストレスも軽減されることでしょう。
デメリット

管理会社に委託することで、生じるデメリットも理解しておきましょう。
- 運用代行費用がかかる
- 運用方法が蓄積されることがない
- ゲストとの交流が期待できない
管理会社を利用すれば、もちろん運用代行費用がかかります。売上と比例して費用も上がっていくシステムを採用している会社がほとんどですので、繁盛すればするほど費用はかさむものです。
今後も自らの手で民泊運営をするつもりがない方ならよいのですが、業務を外注すると運用方法はわからないままです。初期段階だけ任せて、将来は自身で運用していきたいと考えるオーナーは、全てを代行してもらうべきではないです。この場合、一部を代行会社に委託しつつ、残った業務の運用ノウハウを自ら覚えていく必要があるということになります。
人と接することが好きなオーナーであれば、さまざまなゲストと交流を楽しめることは民泊運営の醍醐味とも言えます。完全委託にしてしまうと、この機会がなくなってしまうので、ゲストと交流する以外の業務を代行してくれる管理会社を選ぶとよいでしょう。
民泊代行の管理会社を利用した場合にかかる費用と料金システムについて知ることが出来る記事を作成しました。これから民泊運営を開始しようと思っている方にとっては非常に有益な情報が記載されています。この記事を読めば、民泊運営をより具体的にイメージすることが出来るでしょう!興味がある方はぜひご覧ください。
民泊代行は「高い」のか?気になる【費用と料金システム】を徹底解説
・https://yadokaru.com/start/inn-acting/
民泊運営の管理会社は、自身のスタイルに合わせて依頼しよう!
民泊運営で売上を伸ばしていきたいなら、管理会社に業務委託することを視野に入れておいた方が良いでしょう。代行してくれる範囲は多岐に渡るため、民泊運営における労力やストレスが大きく軽減されることは間違いありません。
- 民泊運営の管理会社は、さまざまな業務を請け負ってくれる
- 民泊運営にあたって、管理会社を利用した方が気分的にも体力的にもラク
- 管理会社に依頼すると、メリット・デメリットがある
オーナー自身が、どういう民泊運営を希望しているのかによって、最適な管理会社を選ぶことが大切です。民泊の知識が豊富なプロに依頼することで、ゲスト対応から事務手続きまで迅速に対応してくれます。
全て自分でやろうとすると、トラブルの原因になってしまったり、近隣住民からクレームにもつながりかねません。事前に回避するためには、早い段階で一部だけでも委託しておいた方が賢明でしょう。
管理会社の中でも、民泊の仲介から申請、立ち上げ代行まで全てまとめてお任せできるところもあります。民泊運営をお考えの方は、ご検討してみてはいかがでしょうか。
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